熊本市西区役所から車で1分の皮膚科・泌尿器科

クリニック案内タイトル

レックリングハウゼン病とは?

皮膚、神経を中心に人体の多くの器官に神経線維腫をはじめとするさまざまの異常を生じる遺伝性の病気です。19世紀に神経線維腫症の神経症状について報告したドイツの学者、レックリング ハウゼンに由来した病名です。症状には大きく分けて1と2の二つのタイプがあります。神経線維腫症Ⅰ型と 神経線維腫症Ⅱ型と 呼ばれる二つのタイプです。神経線維腫症Ⅰ型は腫瘍(できもの)や色素斑(しみ)など皮膚症状が強く、神経線維腫症Ⅱ型は両側の聴神経(音を感じる耳の中の器官を支配する神経です)の腫瘍を主体に皮膚病変の少ないタイプです。

症状

  1. 皮膚にできる色素斑(しみ)、皮膚の神経線維腫、目、骨の病変(神経線維腫症Ⅰ型の場合)
  2. ミルクコーヒーの色に似た褐色調で、カフェオレ斑とよばれているしみ

当クリニックの治療ポイント

基本的に遺伝的疾患なので、対症療法になります。皮膚の病変は主に神経線維腫の見た目の問題を考え、
気になるところを切除していきます。急激に腫瘤が大きくなる場合は悪性化の可能性があるため
病理組織診断などを含めて大学病院に紹介します。